中国地方に子供と一緒に行きたい場所には、遊園地、水族館、テーマパークなどいろいろありますが、一度は行ってみたいのが、日本三大洞窟の一つである「秋芳洞」です。

秋芳洞は、山口県の秋吉台の地下約100~200mにあるわが国最大級の鍾乳洞。総延長は約10kmで、約3億5千万年~2億2千万年前に誕生したサンゴ礁が地殻変動によって陸地化。地下で石灰化したサンゴ礁が、長い期間かけて地下水などに溶け、洞窟となったものです。

一般公開されているのは約1kmで、入るとすぐ幅約15m、長さ100mの大きな地下川が現れます。他に皿を何枚も並べたような地形や巨大な鍾乳石も。6種類のコウモリ、アキヨシミズムシなどの固有種や珍しい生物を見ることもできます。

なお、入道するときは滑りにくい靴を履き、夏場は上着を1枚持って入った方がいいでしょう。

また、秋芳洞から少し離れますが、「景清洞」と「大正洞」という鍾乳洞もあります。

景清洞は、壇ノ浦の合戦に破れた平景清が潜伏したと伝えられており、大正洞は、高天原2層と極楽・地獄・奈落の5層から構成された変化に富んだ洞窟です。景清洞と大正洞はセットで入道できます。

他に子連れで行きたい中国地方の旅行先は、鍾乳洞だけではありません。

広島県に行くならぜひ訪れてほしいのが、「ガラスの里」。ここは全国でも珍しいガラスのテーマパークで、ガラスに関することなら何でもわかるというところ。ガラスの博物館や美術館をはじめ、鏡の迷路やビーズ博物館など、多彩な施設が揃っています。

もちろん、見るだけでなく創作体験も。吹きガラスやステンドグラス、七宝などの創作をぜひ子供さんと一緒に楽しんでください。